【第4回】「ボディ」と「タンニン」って、結局どういうこと?
〜全4回連載(最終回)〜
ワインを選ぶとき、ラベルやショップのカードで必ず目にする「フルボディ」や「タンニンが豊か」という言葉。
「なんとなく凄そうだけど、ボディって身体のこと?タンニンって渋いってこと?」 言葉のニュアンスは分かっても、実際に飲むと「自分の口の中の感覚とどう結びついているのか」がイマイチ掴みにくいですよね。
実はこれ、難しいことは何もありません。口に含んだときの「重み(とろみ)」と「触感(収れん感)」のことなんです。

まず「ボディ(重さ)」。ワイン通の人が「しっかりしたフルボディですね」とか「軽やかなライトボディですね」と言うのは、例えるなら「牛乳と低脂肪乳の飲み比べ」や「ポタージュとコンソメスープの違い」のようなものです。
サラッとして水のように喉をスルーッと通るのがライトボディ。 とろりとした密度があって、口の中に残り口いっぱいに広がるのがフルボディ。
要するに「口の中で感じる重さや果汁の濃さ」なんですね。
そしてもう一つの「タンニン」。ソムリエが「渋みが心地よくて、きめ細かいタンニンですね」なんて言うときは、「濃いめに入れた緑茶や紅茶を飲んだときの、口がキュッとなる感覚」をイメージしてみてください。
ブドウの皮や種、木樽から染み出た成分が、お茶の渋みと同じ役割を果たしています。この「キュッとする心地よさ」があるからこそ、脂ののったステーキやお肉料理を食べたときに、口の中をキュッとすっきりリセットしてくれるわけです。

だから、今度ワインを飲むときは、頭の中でこう言い換えてみてください。
「フルボディ」👉 「とろーり濃厚なポタージュみたいで、飲みごたえがあるな」
「タンニンが力強い」👉 「濃いお茶みたいに口がキュッとなるから、お肉料理が進みそうだな」
香りをかぎ分けるのはちょっとコツがいりますが、口に入れたときの「重さ」や「キュッとする感じ」は、意識してみると誰もがすぐに実感できる素直な感覚です。
今夜ワインを口に含んだら、喉に流し込む前に少しだけ口の中で転がして、「ポタージュ派かな?コンソメ派かな?」と、その重みと触感を楽しんでみてくださいね。
💡 今夜試せる「通っぽい」ひと言メモ
- 重みやコクをしっかり感じたら: 「密度の高いリッチなボディがあって、満足感の高い一杯ですね」
- 渋みが滑らかでお肉料理に合いそうなら: 「タンニンのカドが取れていてすごく滑らか。お肉と引き立て合いますね」
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